大友青のブログ

大友青が創作活動においてなんやら書くようです

『チャット・ノベルズ/フィクション』の件について

どうもこんにちは、大友青です。

今日のテーマは、『チャット・ノベルズ/フィクション』の件について、という事で、ここ半年ほどで展開されている新しい読み物についてお話できればと思います。

私も、【Peep】というチャットノベルズのアプリで公式作家としてお世話になっています。

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このブログを見に来てくださる方の層を考えると、
「最近、よく聞くけどなんなんだ?」とか、
「わしは小説とはいっさい認めんぞ!」とか、
そんなご意見が飛び交いそうな感じですね。

正直、私も殆ど同じようなイメージを抱いていました。

【Peep】では公式作家の公募をしておりまして、副業感覚で!という謳い文句につられ、「なんだかわかんないけど、僕も仲間にいーれて」ってメールしました。

審査期間を終えて、無事(?)、公式作家になったわけですが、
結局のところ、チャットノベルズってなんやねん感は拭えません。
そもそも【Peep】はiOSでしか展開がなく、Androidな私では事前調査もできないという。

編集部からお話を詳しく聞いて、Androidでも閲覧ができる競合アプリを入れてお勉強をしました。

まず最初に抱いた感想は「なるほど、うん、小説ではない」でした。
というのも、メッセージアプリLINEのトーク画面みたいに、実際にトークをしているような雰囲気の中で物語が紡がれているわけです。


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【小説などの読み物に触れてこなかった人】に向けたものであることがよくわかります。
必然的に、その人たちがターゲット層になるわけですね。

小説作家の私から見ても、確かに読みやすいし、ぱっぱっと視覚的に捉えることができるので、普段、スマートフォンが手放せない人ほど、没頭しやすい読み物であると思います。

「こんなもの小説ではない! わしは認めん!」というご意見の方に言っておきたいのは、「その通り、これは小説ではありません、なので一緒にしないでお考えください」です。

お世辞をまじえても小説ではないです。
ですが、【新しい読み物】なのです。
現代のニーズにマッチした読み物であること
は間違いないと思います。

なので、頭のスイッチをかちっと切り替えまして、公式作家たるもの、勉強せずには名乗れません。
私は公式作家としていきなりスタートしたものの、チャットノベルズはド素人。
というのも、始まって歴史が浅いので、他の公式作家さんも同じなのですが、このチャットノベルズという文化を作っていく必要があるわけです。

まずは勉強、自分なりの解を出すためには情報を仕入れる必要があります。

初月の締め切りも決まっている。
ならば、読むしかない。
と、いうことで50作品ほどは読みまして、私の1作目が出来ましたとさ。

しかし、なかなかどうして、難しい。

編集さんからは「会話メインでしくよろっすー、ナレーションみたいなのはちょろっといれれますけどー」って言われていたので、脳内が会話しか使っちゃダメってなってる。

【Peep】が他のアプリと違うのは、LINE形式以外にノーマル形式というのがありまして、テキストボックスに文字がどんどん出力されていくみたいなモードがあります。
とにかく全然意味がわからないと思うので下図参照。

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で、この形式でも、あくまで「電話をしている」とかっていう間接的な状況下で展開してほしい、と言われていました。

たしかに他の方のどのアプリのどの作品を見ても、LINE/ノーマルともにそれが踏襲されているように思いました。

でも、まだ始まったばかりのこの界隈で、数ヶ月遅れてきただけでそのセオリーを守らないといけないのって、なんか癪じゃないですか?(守れ!)

「よーし! 地の文いれちゃうぞー!」

ということで、ノーマル形式にのみ地の文を入れてみました。
これが意外とウケがよくて、そのまま自分のスタイルみたいになってしまいましたね。

ただ、ここでも問題があり、地の文のバランスというものが重要になってきます。
小説のように地の文で展開していくのは、読みづらくてゲロにまみれそうでした。
なので、確信的なポイントで、端的に、明確な地の文を入れるように心がけました。

会話文だけでは限界があったのですが、その幅がぐんと延びましたね。

シナリオのように物語を自然と組み上げる事ができるようになったと思います。

公式作家は公式作家なりに、結構苦悩しながら書いてると思うんですよね、他の人がどうか知らないんですけど。

私は、Excel執筆が一番マッチしていると思ったので、
Excelのセル1つ1つに会話を入れていく手法をとっています。
自分流のEXCELフォーマットがありまして、
「どのキャラクターが何セリフ話したか」なんかも数式で集計しています。

短いお話なので、読みやすさやバランスを意識しなければなりませんね。

また、LINE形式なら「右側」の設定なんかも大事です。
「右側」って自分視点のことですね。
チャットノベルズの右側=読者になる必要があると思ってるんですよ。
なので、僕の作品の右側はほとんどしゃべりません。
しゃべっても「相手からこう言われたら、こんなこと返すかな」って内容を意識しています。

結構、苦悩してるでしょ?笑

【Peep】は無料でも楽しめますが、体力消費性(ソシャゲの行動力的な)なので、自分の作品を読んでもらってどうやって課金してもらうか、とかそういう事も考えてます。

オープンでは話せない、僕なりのこすい策略が結構ちりばめられていたり笑


チャットノベルズはホラーと恋愛が主流なんですが、
ホラーなんて、趣味嗜好の世界ですよ。
あっちをたてれば、こっちがたたずってヤツで、
1つの作品でも結構厳しいお言葉をいただくわけですが、その逆もあり、それが正解かなとも思います。

感想以外の部分はフィードバックとして受け取って自作品の参考にさせてもらったりしています。


小説作家の方々がみる機会が多いとおもう記事なので、ここまでの課程を見ただけでも、通常の小説とは異なったところに気を配る読み物であるとおわかりいただけると思います。

そうです、小説とチャットノベルズは全く異なる性質をもった同じ読み物なのです。

なので、それは時代の流れとして受け止めていくべきものだと、僕は思います。


あ、僕のEXCELフォーマットほしい人にはあげますよ。

【Peepのダウンロードはこちら】
https://itunes.apple.com/jp/app/id1271282207?mt=8

『小説投稿サイトに新規参加する実験』の件について

こんにちは、大友青です。

ご無沙汰しております。
ちょっとバタバタしてました。(バタバタは次回の記事にて)

今回は『小説投稿サイトに新規参加する実験』ということで、約1ヶ月半の実験結果について報告したいとおもいます。

まず、どういうことだってばよ? って疑問に思われていることでしょう。

ネット小説が身近になった昨今、読者より作者が増えていると肌で感じています。
「よし、俺も書いてみよっ!」って意気込んだのはいいけど、読者が一桁っていう残酷な現実が待ち受けている可能性が高いです。

ランキングは常連さんに制圧されて動かない。
投稿作品は山のようにあり、見つけてもらえるだけでも奇跡。
「なんだ、才能なかったのか」と筆を折ってしまう。
※ズレ:閲覧数=才能・面白いではない

ネームバリューもない新規作者には夢も希望もないのか?

そんな疑問を抱えた2月某日。

4年間上位ランキングを維持してきた私(ここPRしてます)が、名前を捨てて新規参加してみた。
培ったノウハウを駆使し、ランキングに爪痕を残せるのだろうか?

今回の実験の目標・目的は新規参加した作者が日の目を浴びることができるのか。に徹しています。

今回の実験は、古巣であるエブリスタにて行いました。

●1.準備
何をするにも準備が必要です。
特に下記は閲覧数に影響する大事なアイテムです。

 ・ペンネーム
 ・作品
 ・表紙
 ・キャッチフレーズ
 ・概要

ペンネームは、ユニークなものをつけるといいでしょう。
私のペンネームは最初「あお」だったのですが、これだとたくさんの人が使っている名前です。唯一無二の名前をつけるのが理想です。

どうしよっかなー、なんて考えまして。
「あ、そうだネカマ(ネットオカマ)にしよう」と思いついたのでした。

「Otomo okama」をアナグラム的に組み替えて名前をつけました。

作品はもちろん大事なのですが、実際、閲覧数にはほとんど影響しません。閲覧数は『見た数』なので、「つまんね」って思われても紛れもない【1】なのです。
正論なんですが、皆さん楽しいもの書いてね。

今回作品は2日で書き下ろしました。
初心者を名乗るため、下記に注意しました。
 ・ケータイ小説を意識した文体
 ・改稿、書き直し無し
 ・矛盾がでてても無視
 ・勢い
分量は40000文字くらいで調節しました。

表紙はエブリスタでは顔になります。
ぱっと見で良さげなやつはとにかく目立ちます。
なのでイラストレーターに頼もうかと思いましたが、新規参加者にツテなんてないだろうととどまり、フリー素材を使って作成しました。

キャッチフレーズは一言で作品を語るものです。一言で読者の心を掴む必要があります。
ワクワクするもの、ドキドキするもの、なんでもいいのですが、『読んでみよう』と衝動的に動かせる何かがほしいです。

概要は正直なんでもいいです。
エブリスタでは最も読まれない箇所。
無しでもいいですが、寂しいのでネタバレしない程度の簡単な梗概を書いておきました。

●公開・宣伝

作品を公開します。
今回は連載形式にしました。
日に1ページを3回にわけて必ず同じ時間に更新します。
そうすることで読者に読書のルーチンを掴んでもらいます。
今は予約投稿なんて便利な機能がついていたので苦労しませんでした。

で、最も肝心と言われるのは宣伝です。
新規作品というのは初動が大事で、初日にランキング上位に食い込むと、その後、完結まで安泰になるというロジックがあります。

エブリスタにはサークルやユーザーイベントという交流掲示板がありますので、宣伝用のサークルなどに書き込みしましょう。
これでおよそ5人の読者が確保できます。
相互してもいいけど、今回はしませんでした。
というのも、ランキング乗るまで相互するというのは普通のことだとおもいます。
『作品で勝負』なんていって相互を嫌う人も多くいますが、まずは読む母数を集めなければ勝負になりません。
なんでも利用して、まずは土俵にあがってからです。
そもそもなんの勝負なのかも、誰と勝負なのかも全然意味わからんのですけどね。

次の宣伝ですが、同カテゴリの上位作品のサポーターひとりひとりに宣伝コメントを書きに行きます。

宣伝コメントも書きたがらない人が多いですね。
やれることもやらないで文句いってんじゃねーよ、ってことで、1週間で約3000人にコメントしてきました。

宣伝コメントの配慮は下記です。
 ・コメントの頭には相手アカウント名を必ずいれる。
 ・まずは営業訪問にきたことを詫びる
 ・それでも読みに来てよアピール
 ・コメントするのは読み専門だけ
  └読み専門の見分け方
    作品数0
    自己紹介無記入
    ぱっと見
 ・宣伝お断りと書いてる人にはコメントしない

これを守った上で約3000人にいきましたが、クレームZEROでした。心に何を思ってるかはわかりませんが。
むしろ、暖かいコメントはたくさん届きました。素直に嬉しかったです。

で、初日のランキングはカテゴリ13位と不吉な数字でした。すでに安泰のロジックから外れています。
ということは、あとは地道な努力しかないわけです。
1週間のPVはこんな感じ。

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表紙画面に来た人の数です。
デイリーで、
読みに来たユニーク数は20-30くらい。
閲覧数は80くらいでした。
※閲覧数は自分の次に誰かが挟まると1増える仕組みです。

SNSでの宣伝も実施しましたが、あまり効果がなかったので三日坊主でやめました。

で、地味に効果があるのはカテゴリチェンジです。
今回のために用意した作品はミステリーとコメディの2つの要素を含んでいたので、最初はミステリーで、途中三日間だけコメディに回しました。
コメディでのランキングは6位くらいだったとおもいます。

これでコメディの読者層も数人獲得することができました。

●特集入り

エブリスタでは毎週、特集という作品ピックアップを組んでるのですが、隔週で新作ピックアップの企画があります。
「とりあえず、そこに載っけてもらうか」とおもって、それに載るべくして行動した結果、載りました。

載ることで閲覧数が跳ね上がりました。
載る前でユニーク数は、デイリー50くらいだったのですが、350くらいまであがりました。

最終的にはミステリーランキングデイリー3位でそのまま完結。

完結時点のPV数はこんな感じ。
【閲覧順位】というのはマンスリーランキングになってるのですが、撮影が4.1なのでこんな数字になってます。3.31時点で総合310位くらいでした。
あとPVが減っていくのは、反比例して栞が増えているからです。
今の仕様だと、栞をつかうと表紙をぶっ飛ばせるので、PVは増えません。

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●結果

やろうと思えば、それなりに成果はでる。
やれることをする前に嘆くのはダサイ。


以上、今回はこんな感じで。

『共感は必要なのか』の件について

こんにちは、大友青です。

2018年1回目のテーマは『共感は必要なのか』について。

よく読者レビューで『共感できた・できなかった』なんてコメントを見る事があります。

共感とは一体なにを指しているのでしょうか?

いつもですが、今回は特に独自調査と個人の見解が入ります。

小説は一人称か三人称個人視点で描かれている事が多い傾向にあります。
話の語り手の想いに共感が出来るか出来ないかなのでしょうか。

もしもそうならば、共感は小説において必要なものなのか、と言う事が疑問に思った事です。

きっとジャンルや、形式(純文学、大衆小説、ケータイ小説、etc)にもよるのだろうと思います。

そこで調査すべく、二千ほど様々な作品のレビューを見てみたところ、傾向から少なくとも読者は『共感』を求めている人が多いようです。※ジャンル問わず

ただ、そこに作家目線が入ってしまうと「いや、この作品に共感なんて求めたらあかんやろ」というものもしばしば。

たとえば、タイトルは言いませんが、恋愛を題材にした哲学的な大衆小説(これが成り立つ)に共感できた・できなかったなどのコメントが多数よせられています。

作家は題材を通じて伝えたいメッセージがあるはずなのですが、読者は目に見える題材を楽しむ傾向にある。
あくまで傾向ですよ。『この作家は何をいいたいのか』を主軸に楽しんでいらっしゃる方ももちろん大勢います。

商業でやるのならば、共感の有無は必要な要素の一つになっているのは間違いないと思います。

私はどちらかと言うと、読書は自己啓発のようなもので、小説を通じて別の人生を疑似体験したり、文章に隠された目に見えない何かを感じるのが好きなので、題材って特別視してない方だと思うのですが、題材を楽しむにしても、メッセージを楽しむにしても、共感できる・できないは付きまとってきます。

2017年にたくさん読書した中で気に入った本って個人的には『共感できない本』が多いのですが、そういう共感できない本が好きな人もいれば、共感できる本が好きな人もいる。
※私は自分とは全く違う考えを知れる事がとてもおもしろく感じます。なので共感できない本が好きになる確率が高いのです。


つまり、共感できてもできなくても、それは一つの評価点にしか過ぎず、問題視すべきは、どちらにも属さなかった時に、読者に与える印象は『…………えーっと』であるという事です。
この本についてコメントしてください。
と、質問した場合、
『めちゃくちゃ共感できた! 昔あった出来事を思い出したよ(しみじみ)』
『全然共感できなかった。主人公の思考回路はぶっこわれてるとおもう』
などと最初の話ネタになるわけです。
そこから話が膨らみ、あれもよかった、これもよかったなどと順に出てくる。

どちらにも振り切る事が出来なかった時には印象が中途半端な作品になってしまうのですよね。
『うーん、なんとも』

共感に限らず、何かに対して突出しているものがなければ、その本の『面白味』を語るのは難しいし、それは読者に響いていないという事。

たとえば、ホラー小説で『めちゃくちゃ怖かった』というコメントは、作家の『怖い』が読者の『怖い』と共感しているわけですよね。

主人公の感情以外にもこういった共感の形もあるわけです。

広くに突き刺さる物語は理想なのだと思います。
狭くてもいいからとにかく突き刺さる物語を私は意識しようと思っています。

作品を作る上で、何が最優先に来るのかは作家それぞれのスタイルによりますから、作品を構成する要素を書き記したものを用意して、パズル(組み替え)して気持ちを整理してみるのもいいかもしれません。

結論:共感という存在は様々な形をしていて、必ずしも心理描写に対して説明すべき事象ではない。
   そのため、大きくまるっと丸めて”必要”

『2017年締めくくり』の件について

こんにちは、大友青です。

標題の通り、2017年が終わりを迎えようとしていますね。

『仕事納め』が早い人で27日とかだと聞いていますが、31日まで本業して納められねーよ、なんて言って帰ってきて夜はいつも通り創作業をしているのが目に浮かびます。

年の瀬感が全くないんですよね。クリスマスもクリスマス感なかったし、歳を取るっていうのは、こうやってスペシャリティな感じを失っていくのでしょうか。

さて、2017年を振り返ってみると、結構たくさんな事をしたな、と思います。

そもそも2017年の抱負は『遊ぶ年にする』でした。
執筆する上で、ひたすら書き続ける事でステップアップできる時期というのは必ずあるのですが、自分の中でその時期が2015年、2016年だったと感じていました。
なので、2017年は感性を養う年にしたくて、『遊ぶ年』としたんです。

遊ぶといっても、カラオケやボーリングなどの娯楽ではなくて、『今までしてこなかった事をする』という事です。

別の言い方で言えば、挑戦・チャレンジ。
失敗をしても問題ない、とにかくやってみる。

そんな感じで2017年が始まって、1月には短編集『渇望』を発売しました。
その傍ら、水面下で『HYDRA』という多ジャンルクリエイターのコラボレーション企画をすすめ、5月に発表。
同時期にコンピレーションアルバム発売。
このブログも開始。
過去作品の電子書籍販売を開始。(ePubに挑戦)
9月に新刊『Chapter:ウサギ剣士と忘却の王』を文庫&電子で発売。
文学フリマ大阪に出店。
4年以上連載していた『壊れていくこの世界で』が完結。
10月にケータイ小説を撤退。(Web小説は一部継続)
12月に電子書籍限定で『パラダイム・ロスト』販売開始。
群像新人賞応募。
Webライター開始。
サウンドエンジニアとして本格的に始動。
別名義でアーティスト活動開始。
読書50冊以上。

発表できるのは多分以上かな?
その他、水面下で動いているコラボレーション企画が5つある状態と、個人で依頼を受けている仕事がいくつかあります。
この辺りは発表できる時期になりましたら、随時発表させていただきます。

ざっと並べてみた感じでも結構遊んだな~と感じる1年でしたねぇ。

そんな中、来年の抱負をどうするか、という事なのですが考えた末に出てきた言葉は『入魂』でした。

下積みをしっかりした上で、創作業を開始してようやく黒字展開が出来るようになってきましたので、一つ一つのお仕事や作品に対して、もっとクオリティの高いものを提供していく事が出来るように『迅速』よりも『練り上げる』事を中心にしたいな。と考えています。

2018年は特に小説と真摯に向き合っていく事になると思います。
3月のすばる新人賞、9月の文学界新人賞、10月の群像新人賞
この三つは挑戦しようと思っていますので、3ヶ月に1作完成ペースで練って練って練り上げた重たい作品を作っていきたい。

そのために取材をしたり、知識を深めたり、気配を感じたり、これまでの人生経験を活かした創作ができればいいな、と思います。

短い小説の中にどれだけの重みを出せるか、というのが近年の僕の執筆テーマなので、それを研ぎ澄ます一年にしたいです。


今年一年、お世話になり、ありがとうございました。
来年は、今年よりもっと先のものを提供できる事をお約束します。


大友 青

『誤字をなくすにはどうすればいいの?』の件について

こんにちは、大友 青です。

今回のテーマは誤字について。
作品を書く上だけでなく、ビジネス文書やメールでもつきまとうのが、この誤字って奴です。どれだけ注意していても誤字は出てしまう時は出ます。(やばい、この結論はブログ終了のお知らせ)

『誤字はあるもの』を前提で、出来る限り無くす努力はしておきたいところですよね。

誤字に加え、脱字もあれば、衍字もあります。
(見直ししても出てくるんですよね、なんでやねん)

今回はパソコンのキーボードを使って文章を打ってる人向けの話になります。

以前、ツイッターをぼんやり眺めていたら、とある作家さんが変換誤字について『IMEまじで馬鹿、ATOKに変えたい』とツイートしていました。

この一文の意味がわからない方は大勢いると思います。IMEATOKというのはキーボードの変換機能を司るソフトウェアの名称って覚えておいてください。難しく考える必要はありません。

で、IMEATOKってなんやねんって思った人は間違いなくIMEを利用している事でしょう。
IMEっていうのはWindowsOSのパソコンで標準設定されているMicrosoft社のソフトです。
キーボードのソフトを自ら変更していなければ、このIMEっていうソフトウェアを利用しています。

先の一文は、この標準ソフトは馬鹿だから、ATOKという別のソフトを使いたい。という事です。
ITを生業としている僕からすると、この人は何を言っているんだろう。となるわけです。
それは、IMEを養護するわけではなく、『IMEが馬鹿って事はずいぶん昔から周知の事実』であるからです。

この一文をツイートするくらいだから、少しはITの心得があると思います。で、あれば常識レベルの話なのです。

で、ATOKに変えれば誤字がなくなるのか? と言われれば、そういう訳でもありません。

結局は、ソフトウェアに『人間があわせる』必要があります。

僕は長らくIT業界に身を埋めていますが、IMEで困った事態になった事はありません。

でも、作家たちがIME使いづらい、とよく口にしているのも事実で、作家と僕で何が違うのだろう? と考えてみたわけです。

IME使いづらい説を唱える、とある作家に話を聞く機会がありました。

そして僕なりの答えが出ました。

IME使いづらい人は、『文章を打ってから変換する癖がある』人なんです。

どういうことだってばよ?

『ぼくはおおさかふさかいしでそだちました』
と、打ってから変換する人がIME難民なのです。

IMEが馬鹿』説は周知の事実であると言いましたが、おそらく業界人しか知らないつっこんだところで言うと『IMEは極端に文章が弱い』なのです。

どうして僕が変換誤字で悩まないか、それは単語ごとに変換をかけるからです。

『ぼくは おおさかふ さかいし で そだちました』

空白で区切っているところで、変換し、Enterしています。
これはIMEというソフトウェアに合わせているわけです。もう自然に本能のまま単語変換を行うレベルに達していたため、この答えにたどり着くのにずいぶん時間を浪費しました。


変換誤字が多い人はきっとこれに当てはまると踏んでいますが、いや、僕も単語変換なのだけど誤字が多いんだよね、って人にはエールを贈っておきます。


脱字・衍字が多い人にありがちなのは、初期の頃から目星はつけていました。
誰にも確認をとっていないので、あくまで理論に基づいた推測です。

おそらく、タイピングミスをしてしまった時や、加筆したりする時に、その部分だけを直す癖がある人。

『僕はお肉を食べたいとお思います』

という一文を書いた時に、『お』が衍字になります。『お』を手直しするときに『お』だけを削除する人が脱字・衍字が多い人だと考えています。

持論ですが、タイピングミスや加筆をする時、僕は一文全てを削除します。
そして書き直します。単語変換で。

染み着きすぎて手癖になっているのですが、『あ、やべタイピングミスった』っていうのは感覚的に気づかれると思うんですよね。自分の指癖で打ちにくい文字があるのだ、という事がわかります。
すべての文章を削除し、書き直す際に注意して少しゆっくりタイピングします。文字を追いかけるので自然に誤字・脱字・衍字はなくなっていくわけです。

特定箇所だけを削除し、手直しをすると、余計な文字を削除して気づかないパターンがあったり、気に入らない文章の言い回しを変える時は、前の言い回しが残っていたり、ごちゃごちゃになったり、とリスクが多いのですよね。

そういう点もふまえて、僕は一文丸消しの単語変換を推奨しています。

当てはまる方は試してみてはいかがでしょうか。

『書く、読んでもらう、読む、書く、読む、書く、読んでもらう、書く』の件について

こんにちは、大友青です。

今日のテーマは大友流の書き方。
書き方、というよりは、原稿の仕上げ方、ですね。

ヘッダーの通り、『書く、読んでもらう、読む、書く、読む、書く、読んでもらう、書く』を経て一作品を仕上げています。
8行程をかけているわけですね。

では、これはどういった事なのか、順番にお話していこうと思います。
こんなやり方もあるのか、くらいの話です。


第一行程:書く

 何をするにも、まずは書かなければなりません。ただ、この第一行程に入るまでの準備というのが俺の作品の七割程度を占めている気がします。
 書くためには、まずはネタを決めます。
 こういうテーマ、こういうメッセージを持った作品を描きたい。というイメージがネタです。
 そのイメージが固まったら、題材を決めます。
 題材とは、ネタを伝えるための世界観であったり、舞台。どういう事を通して伝えるか、です。
 題材が決まったら、物語のアウトラインを考えます。
 その題材で、どういった進行をして、ネタを伝えるか、です。物語の起承転結など重要なポイントを決めていく大事な作業です。
 アウトラインが決まったら資料チェックと取材が始まります。
 たとえば、題材の中での職業や、話題にあがるもの、アイテム、書き記すべきもの、に対して理解を深める作業です。
 その中でとても大変なのが取材です。
 たとえば登場する場所なら、実際にその場所に赴く必要があります。その場で感じる空気や臭いなどは重要な資料になります。
 場所であれば、赴くだけでいいのですが、職業に対する取材はさらにハードルがあがります。
 今のところは人脈を使って、なんとかやっていますが、書けば書くほど、そうも行かなくなってしまいますね。
 手元に残ったこれらがプロットになるわけです。
 資料チェックと取材が終わり、題材に対する理解が深まって、ようやく執筆を行います。
 
 まず書くのはアウトラインにそった下書き。
 僕的には文字をアウトプットする時間というのはひたすらに無駄な時間だと考えています。こんな事を言うと怒られそうです。
 と、いいつつも作品を作る上では避けられない行程です。
 ただ、ひたすらにアウトラインに沿った下書きを終わらせます。いわば家を建てるための骨組みですね。
 骨組みだの、下書きだの、言いつつも、この時点で読み物としては成り立つレベルに仕上げます。
 アウトラインに沿っているので、物語がどのような内容なのか、感情の起伏、全て描いていきますが重要なのは『ざっくりとしてるが全てがわかるレベル』を保つことです。
 読んだ時に『よく纏まっていますが、薄味ですね』と言われるくらいに仕上げます。

 これが第一行程の『書く』です。


第二行程:読んでもらう

 これは言葉の通り、読んでもらいます。
 読書が好きなら誰でもいいです。
 しかし、時間を頂くので誠意をもってお願いしましょう。
 親しき仲にもなんとやら、です。
 少なくとも五人くらいに読んでもらって、それぞれが抱いた感想や気になる点などを教えてもらいます。
 抱いた感想や意見というのは、人それぞれなので、せっかく読んでくれた方に怒ったりしないで、どんな意見も聞き入れましょう。
 この段階で重要なのは、読者がどのような事を抱くか、が狙いなのです。
 アウトライン通りに沿っていれば、伝えたかった事は伝わるはずです。でもその通りにいかないのであれば、加筆・修正する必要があるので大事にメモしておきます。

 読んでもらった方にはお礼を言いましょう。


第三行程:読む

 第三の行程は、自身の原稿の読み直しです。
 行程ニで言われた事を意識しながら、自身で読み進めていき、さらに気になった箇所をマーキングしていきます。

第四行程:書く

 別の原稿を書きます。
 同じ原稿にひたすら向き合っていても、「んーんー」とか唸ってるだけになりがちです。
 おとなしく別の原稿を書きます。
 つまり、作品を『寝かせる』のです。
 この第四行程は次作の第一行程を行っています。たまに思いつきの掌編を書いたりもしています。

第五行程:読む

 書くのは飽きた。
 正直、もう書くのは飽きた、のフェーズです。
 第五行程の『読む』については、自身の作品を読むのではありません。
 読書します。
 下読みフレンズの作品を拝読したり、商業誌などを読みます。それはもう存分に読書します。
 だいたい3~5冊ほど読みます。(10月は読み過ぎて15冊読んでました)
 読む、というのはインプットの時間です。
 刺激を受けるのもいいですし、書き方や見せ方を学ぶ事もできます。また、出版社の表記規則などを読みとったり、傾向なども把握する事ができます。(この辺りは組版の勉強でもある)

 だいたい、本読み過ぎて、自分の書いた原稿の内容なんて忘れちまってるくらいがベストです。

第六行程:書く

 読むのは飽きた、のフェーズです。
 この段階まで来ると、書くのも読むのも飽きたけど、締め切りやばいし、しゃーねぇし書くかって感じです。
 書いた原稿を読み直してみると、あら不思議、気になる点が第三行程の時より増えています。
 これは第五行程の影響が大きいと踏んでいます。
 この第六行程で作品95%を仕上げていきます。
 いわば肉付けです。
 ストーリーが足りなければ、足します。
 逆にだるい・不要な部分は削り取ります。
 でもプロットから逸脱しない程度な修正です。(時にプロットを大きく変えてここで修正かけますが)
 僕がここで一番大事にしているのは心理描写と情景描写です。
 きっと第一行程で物語は見えているはずなので、心理描写と情景描写を書き足していきます。
 全体のバランスを見ながら加筆するのがよいでしょう。
 あっさり流していいところを加筆しすぎると『くどい文章』になります。
 くどいくらいが丁度いい場面、あっさりいってほしい場面、その全体の空気感を読みとりながら、全体のバランスをコントロールします。
 緩急・抑揚ですね。
 また作り物感をなくしていく作業も重要です。
 (リアリティの追求)

 この行程が終える頃には、もう満足しています。

 やべぇ、くそおもろい、賢者モードです。

第七行程:読んでもらう

 第二行程で読んでもらった方でもいいですし、別の方でもいいです。
 これも五人ほどには読んでもらいます。
 同じように抱いた感想や意見をもらいます。
 
 正直ここまで来るとドヤ顔なのですが、それでも頂いた意見を慎重に吟味します。

 直すべきか、直さないべきか、それを判断するのは自分自身なのです。
 下読みフレンズも『読む仕事』をしている方の方が珍しいでしょうから、見逃しなどもあります。
 すべての意見を鵜呑みにするのはいけませんよ。

 あとで喧嘩になります。
 『君が言ったからこうしたのにっ!』
 うわ、こっわ。

第八行程:書く

 最後の仕上げです。
 第七行程で必要と判断した添削を行います。

 これで晴れて満足の行く一作品が出来上がりました。
 

まとめ

 Webで連載を抱えている方などは結構、書いてそのまま掲載する方が多いと思います。
 僕も当時はそうでした。
 Web上を下書きの場所、としている方も多いと聞きます。
 僕が大友流八行程を実践するようになって一年くらいしか経っていませんが、第一行程だけの作品と第八行程まで終えた作品では、作品から流れ出るオーラというか、気質というものが別物のように感じます。
 第一の段階と第八の段階で読んでもらったフレンズにも同じような事を言われるので、きっとそうなのだと思います。
 話の大筋は二つとも同じなのに、読み応えや読後に抱く想いの強さが違うのかな、と分析しています。

 結構、大変な作業ではあるのですが、一度、試してみてはいかがでしょうか。

『近況報告』の件について


こんにちは、大友青です。

早いもので文学フリマから約1ヶ月も過ぎようとしているのですね。

珍しく近況報告と言うことですが、ネタが切れたんですよね。

え? そんなはっきり言うのか? って。

えぇ、ネタ切れです。ネタも仕入れなければ切れるのですよ。

と、言うのも文フリ以降、作家と会ってません。なので、あんまりつっこんだお悩みなど聞く機会がないのですよ。

次回までには何か仕入れておくよ。
そんな事いいつつ、次回も近況報告かもしれないよ。

近況報告します。(急にまじめ)


①公募原稿書き終えました。
 
 文フリ直後は、「やべぇ、あと一ヶ月半しかないし、データ入稿でけへん」と半ば諦めていましたが、終わりました。
 下読みも数名の方にしていただき、感想とご意見をいただき、加筆や修正などを行い、無事、原稿が仕上がりました。
 何の悔いもない作品が出来上がったと思います。
 下読みしていただける一人の方からはいつもケチョンケチョンにされるのですが、今回は今までで一番の好印象のようで、殆ど何も言われなかったです。
 それでも、もしかしたら普通の感覚だと多いのかもしれない。けど、いつも70~99%くらいボコされるので、全然屁でもないです。

 読んでもらって初めて、ええ作品できたなぁ、って思いますよね。自分じゃどうしても判断がつかない。自分でおもしろいと思ってても、どれだけの印象を与えられるのか、ってわからないじゃないですか。
 だから、原稿はどこかしら出す前に、必ず誰かに読んでもらっています。
 一〇人いれば一〇人の感想と感じ方があると思うので、自分が読者に与えたかった印象の数が多くなって、ようやく提出するって感じですね。

 アウトプットまではニ、三日しか掛からないのですが、その後、読んでもらったり、寝かせてる間に別の作品を書いたり、本を読んだり、ってするのでその作品が完成形になるまで二ヶ月くらいはかけてたりします。

 はい、ようやく提出できるところまで来たと思いますので、この休みにでもポストに投函してきます。


②音楽関係

 なんやかんやとサボってる音楽関係ですが、未発表曲が溜まってますね。

 ・UTAUに関してはニ曲分のプロジェクトが動いています。だけど、発表はまだ先になるかな~?

 ・ミニアルバムに関しては2パターン同時制作という事でかなり難航していますが、少しずつ勧めています。

 ・別名義で音楽活動はじめました。
  全然知名度あがらなくて心がちぎれそうです。

③同人マガジン作ります。

 言っていいのか知らないけど、Blue Novel Records.が同人マガジン作ります。
 人間・現代ドラマをテーマにしたマガジンです。
 メンバーが不足しているので、我こそは、という人は気軽に声をかけてください。
でも、審査があるので誰でもOKってわけじゃないです。
 ごめんなさい、しても怒らない人でメンバーを唸らせる自信のある人待ってます。


すでに僕は③の作品を書き下ろし済みで、寝かせ段階に入っていますが、半年先くらいに完成予定なので焦らなくていいです。

そんな傍ら、新しい原稿書いてます。
最近、あんまり表舞台には出て行かないですが、水面下で結構やってたりします。
でも去年に比べると、ちょっとまったりかな。

今年はたくさん遊ぶ年にする、というのが抱負なので、あんまり書いてないです。
たくさん書けばいい時期は過ぎたかな、と思っていろんな事を経験して肥やしにしようと思ってます。