大友青のブログ

大友青が創作活動においてなんやら書くようです

『誤字をなくすにはどうすればいいの?』の件について

こんにちは、大友 青です。

今回のテーマは誤字について。
作品を書く上だけでなく、ビジネス文書やメールでもつきまとうのが、この誤字って奴です。どれだけ注意していても誤字は出てしまう時は出ます。(やばい、この結論はブログ終了のお知らせ)

『誤字はあるもの』を前提で、出来る限り無くす努力はしておきたいところですよね。

誤字に加え、脱字もあれば、衍字もあります。
(見直ししても出てくるんですよね、なんでやねん)

今回はパソコンのキーボードを使って文章を打ってる人向けの話になります。

以前、ツイッターをぼんやり眺めていたら、とある作家さんが変換誤字について『IMEまじで馬鹿、ATOKに変えたい』とツイートしていました。

この一文の意味がわからない方は大勢いると思います。IMEATOKというのはキーボードの変換機能を司るソフトウェアの名称って覚えておいてください。難しく考える必要はありません。

で、IMEATOKってなんやねんって思った人は間違いなくIMEを利用している事でしょう。
IMEっていうのはWindowsOSのパソコンで標準設定されているMicrosoft社のソフトです。
キーボードのソフトを自ら変更していなければ、このIMEっていうソフトウェアを利用しています。

先の一文は、この標準ソフトは馬鹿だから、ATOKという別のソフトを使いたい。という事です。
ITを生業としている僕からすると、この人は何を言っているんだろう。となるわけです。
それは、IMEを養護するわけではなく、『IMEが馬鹿って事はずいぶん昔から周知の事実』であるからです。

この一文をツイートするくらいだから、少しはITの心得があると思います。で、あれば常識レベルの話なのです。

で、ATOKに変えれば誤字がなくなるのか? と言われれば、そういう訳でもありません。

結局は、ソフトウェアに『人間があわせる』必要があります。

僕は長らくIT業界に身を埋めていますが、IMEで困った事態になった事はありません。

でも、作家たちがIME使いづらい、とよく口にしているのも事実で、作家と僕で何が違うのだろう? と考えてみたわけです。

IME使いづらい説を唱える、とある作家に話を聞く機会がありました。

そして僕なりの答えが出ました。

IME使いづらい人は、『文章を打ってから変換する癖がある』人なんです。

どういうことだってばよ?

『ぼくはおおさかふさかいしでそだちました』
と、打ってから変換する人がIME難民なのです。

IMEが馬鹿』説は周知の事実であると言いましたが、おそらく業界人しか知らないつっこんだところで言うと『IMEは極端に文章が弱い』なのです。

どうして僕が変換誤字で悩まないか、それは単語ごとに変換をかけるからです。

『ぼくは おおさかふ さかいし で そだちました』

空白で区切っているところで、変換し、Enterしています。
これはIMEというソフトウェアに合わせているわけです。もう自然に本能のまま単語変換を行うレベルに達していたため、この答えにたどり着くのにずいぶん時間を浪費しました。


変換誤字が多い人はきっとこれに当てはまると踏んでいますが、いや、僕も単語変換なのだけど誤字が多いんだよね、って人にはエールを贈っておきます。


脱字・衍字が多い人にありがちなのは、初期の頃から目星はつけていました。
誰にも確認をとっていないので、あくまで理論に基づいた推測です。

おそらく、タイピングミスをしてしまった時や、加筆したりする時に、その部分だけを直す癖がある人。

『僕はお肉を食べたいとお思います』

という一文を書いた時に、『お』が衍字になります。『お』を手直しするときに『お』だけを削除する人が脱字・衍字が多い人だと考えています。

持論ですが、タイピングミスや加筆をする時、僕は一文全てを削除します。
そして書き直します。単語変換で。

染み着きすぎて手癖になっているのですが、『あ、やべタイピングミスった』っていうのは感覚的に気づかれると思うんですよね。自分の指癖で打ちにくい文字があるのだ、という事がわかります。
すべての文章を削除し、書き直す際に注意して少しゆっくりタイピングします。文字を追いかけるので自然に誤字・脱字・衍字はなくなっていくわけです。

特定箇所だけを削除し、手直しをすると、余計な文字を削除して気づかないパターンがあったり、気に入らない文章の言い回しを変える時は、前の言い回しが残っていたり、ごちゃごちゃになったり、とリスクが多いのですよね。

そういう点もふまえて、僕は一文丸消しの単語変換を推奨しています。

当てはまる方は試してみてはいかがでしょうか。