大友青のブログ

大友青が創作活動においてなんやら書くようです

『小説より犬の写真の方が興味ある』の件について

こんにちは、大友青です。

普段思ってても中々言えないような事を普通に言うブログで俺から定評のある大友青です。

さて、今回は『小説より犬の写真の方が興味ある』の件について

表題は小説、としましたが音楽などの創作に関してもかな。そして犬の写真としましたが画像ファイルになります。
なのでイラストレーターさんなんかは、今日の話はピンと来ないかもしれません。

皆さんは小説や音楽など外部リンクを必要とする宣伝をSNSなどで行っている機会が多いと思います。

これは投稿サイト内だけでは宣伝効果が薄いため、別の場所から集客を行うという自然な宣伝方法です。

私もTwitterを主体としていますが、mixifacebookマストドンなんかも主要と言えるでしょう。

今回はtwitterでのお話になります。他のSNSなどがどれほどの効果があるのかは検証できていません。

結論から言うと、

小説<音楽<ブログ<<<<越えられない壁<<<<<<犬の写真。

フォロワー数は600強ほどです。

小説が大好き! な人たちの世界にいると忘れてしまいがちなのですが、ボーリング、カラオケ、パラグライダー、スカイダイビング、サーフィン、サバイバルゲームなどなど、世界中には他のエンターテイメントで埋め尽くされています。

そこに紛れる小説という物は、本好きの人は多くても、アマチュア小説を読む人はかなりの少数派なんですよね。

それに小説は楽しむのにまとまった時間を要します。現代は時間に追われる日々。その中でゆったりとした時間を取れる事が貴重なのです。
その貴重な時間をアマチュア小説に使うか? と言われると更にマニアックになってきます。

なので、新作書いたけど全然見に来てくれない。私の小説はおもしろくないのね。

と、嘆き、悲しみ、悩み、ゲロを吐くのは被害妄想がすぎると言うわけです。

そういった観点から、その場で楽しめる画像データというのは、閲覧される可能性が高くなるわけです。

Twitterにはインプレッションというツイートの簡易分析機能があります。

私のツイートを比較してみましょう。

まずは、小説です。

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こちらは以前紹介した合同誌HYDRAのメイン広告のインプレッションです。

3869回見られたツイートのうち、リンクをクリックしてくれたのは75。およそ52回表示に1回クリックしてもらった計算になります。

中にはクリック派ではなくて、アドレスコピーブラウザ張り付け派がいるので、実際はこれにプラスアルファが入るでしょう。(私がコピペ派)


続いて、音楽作品です。『睡眠薬と眠り姫』という作品のメイン広告のインプレッションです。

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979回見られたツイートのうち、リンクをクリックされたの27回。およそ36回表示に1回クリックしてもらった計算になります。


では、こちらは犬の写真を張り付けただけのツイートです。

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541回見られたツイートのうち、画像が開かれたのは105回。およそ5回表示に1回開いてもらった計算になります。


5回に1回ですよ。やばくないですか。犬どんだけですか、犬やばくないですか? 犬ってやばくないですか?

犬だけに限らず、イラストレーターさんのイラストや、おいしげな食べ物、景色の写真なんかでも同じように表示率は凄い事になります。


並べてみてわかるように、外部リンクへのアクセスという時点で億劫な人もいますし、リンク先が安全だとわかっていても、小説に興味もない人もいる。興味があっても時間がない人もいます。

その点、画像は開いて喜怒哀楽があって、1秒
で楽しんでもらえます。

小説や音楽に興味ないなら、なぜ俺をフォローしてるし? みたいな考えに至る事もあるでしょう。

その考えがすでに傲慢なのです。

なんかちょっと気になるな、でフォローできるのがTwitterであり、フォローしている=好きではない。
嫌いな人でもフォローしますし、恥ずかしがり屋さんは好きな人でもフォローしない(できない)事もあります。
創作に興味ないけど、普段のつぶやきが面白い、とかもあるでしょう。

フォロー数は、自分のツイートをリツイートではなく、直接目にする機会のある人たち。くらいに気持ちを留めておくのがよいでしょう。

一回の宣伝をして、一回でもクリックされれば成功なのです。

その宣伝で投稿サイトの外から一クリック拾えた事の意義というのは、考えてみると相当大きいですよ。

閲覧数がほしい、とか、もっとたくさんの人に知ってほしい、読んで欲しい、聞いてほしい。

そういった欲は誰にでもあると思います。

それをツイートだけで集客しようなんて甘い考えで一喜一憂している暇があれば、ビラでも作って駅前に走ってください。

そんなのできないって思いました?

それは自分の作品に『自信がない』という事ですね。

自信があれば、誰にどんな状況でも見てもらえるはずです。

たまに家族や友達には恥ずかしくて言えない、という人がいますが、これも自信がない事の表れですよね。

自分の趣味や真剣に取り組んでいる事が恥ずかしい事なのでしょうか?

近しい人は話を聞いてくれます。話を聞く時間を快く作ってくれます。
そこでたっぷりと時間のある中で、自信をもってプレゼンができないようならば、自分のために一秒も使ってくれるかわからないネット上の人たちへの宣伝なんて出来るわけがないと思いませんか?

え? 不特定多数に投げて、気になった人だけ見てくれればいい?

そういう考えも勿論あるでしょう。特に趣味で息抜きに創作を楽しんでいる方は、そういうタイプが多いですし、問題ありません。

しかし、問題視すべきは、プロになりたい。それで飯が食いたい、と向上意識を持っているにも関わらず、『興味がない人でも見てもらえるような努力をしない』人です。

見てもらうための手段など考えれば考えるほど出てくるのです。

ツイートしただけで見てもらえなくて悩んでるなんて不毛ではないでしょうか。

今日も相変わらずの辛口でしたが、自分に対しても言っています。

何をどうやってもTwitter上では犬には敵わないのだ!