『合同誌HYDRA発売開始』の件について
こんにちは、大友 青です。
2017/05/01にTwitterで先だってお知らせ、および先行販売を受け付けしておりました合同誌【HYDRA】について、今日は色々とお話しようかと思います。
https://twitter.com/BlueHystyle/status/859061231042281472
宣戦布告ともとれる告知に始まり、1日で3000インプレッション、ショートムービーの閲覧数は700を超えました♪
[https://twitter.com/BlueHystyle/status/859422462034952195:embed#【HYDRA(合同誌)】◆全情報解禁◆
そして、全情報解禁。
【HYDRA】ってなんじゃらほい?
簡単に言えば、【小説 × 音楽 × イラスト × 映像】のコラボレーション作品です。
11人のクリエイターが集まり、1つの作品を作り出しました。
舞台は100年後の日本。
世界観や設定をすべてシェアした合同誌です。
製作期間は9ヵ月もかかりました。
それだけ一人一人がこだわりをもって、妥協をせずに取り組んだ証でもあります。
情報解禁に伴って先行発売の受付を開始したところ、初版は完売となりました。
すごい事ですね。
それぞれの繋がりがある読者さんはもちろんのこと、フォロー外から動画を見て購入したい、という方もいらしてくださり、すごく嬉しかったです。
初版完売ってなんぼのものやねん? って話ですよね。
基本的に同人誌界隈ではオフセットの方が多い中、私たちが選択したのはオンデマンドです。
これは、ロット数を増やす代わりに在庫を切らさないという今後の発展を期待した上で決めたことです。
基本的にどのくらい初版=在庫として抱えるのか? これはメンバーの中でもかなり吟味しました。
それぞれが何冊ほしいかのヒアリングから始まり、あとはBlue Novel Records.(以降BNR)で在庫を抱える覚悟で刷りました。
私がBNRから出版した個人書籍(過去2冊)でいうと初版売り上げ30部が限界でした。
小説同人誌で且つ通販のみでの売り上げ部数というのは、かなり少ないのが現実です。
今回のHYDRAはそれよりも大幅に増やした初版が完売しました。と、だけお伝えしておきます(苦笑)
メンバーもかなり豪華なので、本のクオリティもご満足いただける仕上がりになっていると思います。
製作秘話などなどは、また次回にでも♪
ぜひ、動画やHPを見に来てくださいね。
また、通販ページを本日より公開しました。
お求めの方は、こちらからご注文願います。
HYDRA【合同誌】 - Blue Novel Records - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
<HomePage>
https://hydraproject.jimdo.com/
<メンバー>
音楽
大友 青
映像
夏蜜柑
ナレーション
雛乃木まや
作家
大友 青
最東対地
蓮花
櫻日ゆら
黒すもも
巴世里
奈倉まゆみ
ひなた
カバーデザイン
夏蜜柑
『壊れていくこの世界で 完結』の件について
こんにちは、大友青です。
今回は自作の『壊れていくこの世界で』についてお話。
壊れていくこの世界でってなんじゃらホイ?
これは私が4年4ヶ月連載したケータイ小説のタイトルです。
『現代の環境汚染』をテーマにしたVRMMO作品。4年前はまだVRも目新しかったんですよ?笑
こちらの作品が、本日完結いたしました。
実に感慨深い、というかようやく長年の呪縛から解き放たれた、というか……。
知識も経験もない頃の妄想からなので、全体のボリュームなんて測ることができなかったのですよね。
まさか、4年以上連載する作品になるとは思いませんでした。
この作品を執筆する上で心がけていたことは、
・必ず完結させる
・最初から最後まで書き方を変えない
基本的にはこの2点です。
どんな作品を書こうが、どんなボリュームだろうがどちらも重要なことだと思うんです。
当初、完結させられない人というのが多くて、途中で更新が終わってしまった作品というのがたくさんありました。
特に同ジャンルで。
なので、まずは必ず完結させること。これは常に感情としてもっていたのですが、中々それを維持するのは難しいものです。
有難いことにこの作品を公開して数ヶ月でカテゴリランキング1位をいただきまして、以降、完結まで常にトップランク維持という快挙でした。
正直、それがなくて埋もれた作品だったとしたら作品の更新は止まってたと思います。それどころか書く事さえもしておらず、今の自分はなかったでしょう。
それでもモチベーションの維持は難しい。
段々とこの作品が苦痛になってきました。
特に2年目から4年目にかけては酷かったとおもいます。(今だから言えます)
早く完結したい
それが口癖だったのです。
でも、書き始めた当初思い描いた物語は道半ば。完結したくても完結できない。
打ち切りにするか? それも納得ができない。
ずっと、ずっと、枷のように感じてたのです。
『涅槃』と呼ばれるラストステージに入ったときには『やっと終われる』でした。
最終的には約100万文字。
文庫10冊分ほどでしょうか。
これだけの文字を書いてきたんですねぇ……。
(分量だけでいえば集中したら半年で書き終わりそう笑)
たくさん、たくさん、辛いことがあった。
でも嬉しいこともたくさんあった。
読者がつくこと、特に読み専さんばかり(読者の9.5割が読み専)という状況はかなり恵まれてます。
サポーターは4000人くらいでした。
この作品、辛かったし、辛かったし、楽しかったし、この作品があったおかげだし、なんだか自分でもよくわからないけれど、すごく愛おしい。
そんな作品なんです。
反感買うかもしれないですが、これが私の本音。
執筆における忍耐力はかなりついたとおもうので、ちょっとした何かがあっても挫けることはないでしょう。
また一つの作品として書き方をブラさない。ということの大切さを学びました。
4年も書いていれば、筆力は嫌でもあがります。それを当初のレベルで書き続けるのは中々辛いのですよ?笑
フランクに言えば、『超キツかった。でもお前ら全員まじサイコーだぜ!』ってことです。
『お前ら』をどこまで捉えてもらうかは自由ですが、そういうことです。
私の中の創作において、一つのピリオド。
呪縛と例えたのはそういうこと。
私はこれから、今までより自由に羽ばたける。
大友青のセカンドステージ、ご期待にそえるようこれからも精進してまいります。
どうぞ、これからもよろしく。
『Web小説のメリットとデメリット』の件について
こんにちは、大友青です。
日中は暑く、朝晩は冷えますね。
風邪ひきやすいですねー、とか言ってたら風邪ひきました。
今日のテーマは『Web小説のメリットとデメリット』ということで、いったいなんじゃらホイ?
このブログで散々触れているWeb小説ですが、紙の小説と比較したときにメリットとデメリットがあります。
Webで活躍される作家さんにとってのメリット、デメリットについてお話できればとおもいます。
Webで活動する際には大きく2パターンにわかれます。
1、書きながら公開連載する
2、書き下ろしてから公開連載する
紙の本では2しか有り得ないわけなので、この選択肢が増えるというのは、作家にとってメリットと言えます。
ですが、1については注意が必要です。
読者にとって、手軽に読むことができるのがWebの魅力であり、コメントやレビュー、感想なども目に見える形で反映するため、投稿が相次ぎます。
作者は、読まれるだけでも嬉しいのに、コメントを貰えるなんて失神しちゃう! という方がかなり多いようにおもいます。
もちろん、自作品に触れていただけると言うのは嬉しいことですよね。
そのために存在しているようなものです。
コメントや感想、レビューを書いてもらえるような作品を作ることを意識している方も多いとおもいます。
で、ここで重要なのは、言葉というのは時に牙をむきます。
文字を扱う作者であれば、その理解は高いとおもうのですが、酷評がつくと選手生命を断たれたかのように意気消沈してしまうことがあります。
場合によっては心無い言葉で作品を作れなくなった方もいらっしゃるでしょう。
はい、上述に共感しすぎてやばい方は要注意予備軍です。
Web小説のデメリットは、連載中にも関わらずコメントがつくことです。
小説というのは、最後まで読んで、ようやく楽しみ終わるものです。考えさせられる作品ならば、その後も楽しんでいただけます。
それが完結までの道半ばで、評価されては元も子もない……わけです。
ですが、これは序章にすぎません。
コメントがついたあとに始まるのは、その言葉に翻弄されることです。
極端な例ですが、
読者が、『このキャラめっちゃ嫌いやわ。こいつがでてくるならもう読まない』とコメントしたとします。
そのコメントを読んだ作者が、『読者が減るのはいやだ! こいつはそんなに重要なキャラではないからもう2度と登場させないぞ!』と感じてしまったら、もう負のスパイラルにハマってしまいます。
それは読者の意見に左右されて出来た作品となるわけです。
これが読者とつくりあげる新感覚エンタメ作品であれば良いでしょう。
逆にこのデメリットをメリットと捉える考えもあると思います。
同じ創作をしているのですから、色んなやり方があって、それらを否定することはよくありません。
私はそれらを否定したいのではなく、読者のコメントに『翻弄されて書き悩んでいる』作者を危惧しています。
何においても感じ方というのは、一人一人違います。
Aさんはすごく面白い! 世界で最高の作品だ! と言ってもBさんは見るに耐えない! と言います。
そんなものなのです。
10人中8人が賛同する作品を作っているのか、3人だけに突き刺さる作品を作っているのか、その辺りはしっかりイメージすることは、心を強くもつ、自分の作品を貫き通すには必至です。
良いコメントをもらって喜んでください。
悪いコメントをもらって悔しんでください。
でも、それを作品に出さないように気をつけてください。
悪いコメントがついても、『あぁ、なるほどそういう意見もあるね』くらいに考えられるのがベストです。
『でもこの作品はこうだから』という強い意志が必要だと考えます。
個人的には読者の意見に悩まされる方には、書き下ろしてからの公開連載をオススメしています。これならば、どれだけ自身がダメージを受けたとしても、最初につくったイメージをそのままアウトプットできますよね。(気にしすぎて書き直したら元も子もないが)
ただ、Webに依存していると書き下ろすまでのモチベーションを維持出来ない方も多くいるのが事実です。
『面白いのかな?』『読者はつくかな?』
『もう公開してしまえ―』
読者がつくと安心する。コメントがつくと安心する。
そんな潜在意識を拭うことは一朝一夕ではいかないかもしれません。
でも結局は、自分を信じているか、信じていないか、なのではないかと考えています。
『面白い作品ができた公開しよう』
『面白くない!お蔵入り!』
読者も時間をつかってくれて読んでいます。
まずは自分で取捨選択して、面白いものだけを出していけば評価につながり、自信につながるのではないかな。
今日も大友青節でしたが、ここらへんで。
『ポストカード製作』の件について
こんにちは、大友青です。
今回は創作物について。
昨日twitterで投稿しました通り、ポストカードの製作を行っております。
【ポスカ原画】
— 大友 青@ブログはじめました (@BlueHystyle) 2017年4月21日
ポストカードの原画が出来上がりました♪
イラストを担当いただいたのは、いさく様 @Koma873
初めて一緒にお仕事!素晴らしい仕上がりになりました。原文はHPから閲覧可能です。https://t.co/HrwHDZs89T
└グッズ
└ポストカード pic.twitter.com/bEAhPoOsV1
今回、製作にあたり掌編を書き下ろしました。
題材に『猫』を チョイスしたのですが、後輩ちゃんに「なんかテーマ、はよ」って言ったら『猫』が出てきたので、そこから練り練り。
正直、猫と言われても犬派の僕からすると凄く難しくて、数時間ほど猫について調べました。
猫の特性とか本能とかっていうのを鑑みたうえで、今回はメッセージ性のある作品にしようと。
原文を読んでいただいた方が読み取っていただけたかはわかりませんが、自身の交友関係に置き換えていただいたりとかするとまた違った見え方で楽しんでいただけるとおもいます。
そんな感じで1000文字以内で収めようと書き始めて、結果800文字くらいかな?
下読みを題材をあげてもらった後輩ちゃんと作家仲間の櫻日ゆらさんのお二方にお願いし、ブラッシュアップ。
見てもらっている間に「ポストカードつくるならイラスト重要っしょ」という事で、自身がサービスを展開しているサイト、ココナラでイラストレーターさんを探していました。
すると、いらっしゃるじゃないですか。
今回の作品にどんぴしゃりな方が!
さっそく、メッセージを送って「掌編を埋め込んだポストカード製作」である趣旨を伝えると二つ返事でOKをいただきました。
そんなやり取りをしている裏では、下読みを終えたお二方から感想などをもらいつつ、掌編の手直しポチポチ。
そんなやり取りをしつつ、ココナラでサービスを購入し、イラストレーターさんと打ち合わせというすごく効率のいい状況でした。グッドタイミング笑
そしたら15分ほどでラフをもらってどえらいビックリ。
すごく仕事が早い方で、打ち合わせもコンスタントにできて仕事しやすかったです。
なんでもまだ学生さんで絵の勉強中なのだとか。
実際、創作やビジネスにおいて年齢なんて関係ないのですが、この方は良い方に年齢なんて関係なく楽しくお仕事ができました。
それで1000文字くらいやろ~と思ったのですが、これがまた多すぎたわけですわ。
作ろうと思う方は400文字くらいで頑張ってみてください。
こちらからの要望、私がこういう性格なので結構無理を言ったと思うのですが、何度もリテイクにお応えいただいて感謝しかありません。
今回のポストカードすごくいいでしょ?
大大大満足です♪
原文はホームページの方に公開しておりますので、そちらからお楽しみください。
イラストは「いさく」さんという方に担当していただきました。
今回のポストカード、印刷所の入稿をすませましたので、5月中旬から通販での特典配布、各種イベントでの無料配布を行います。
費用は一切いただきません!
どどんと500部刷りましたよ!
今回のイラストや掌編、喜んでくださる方が多くてうれしいです。
「ポストカードを作ってみたい!」って声もお聴きしています。
これからもみなさんに楽しんでもらえる作品づくりをしていけたらと思います。
掌編:六月の雨
六月の雨
今日も風が揺らめいて、木々が泣き叫んでいた。
六月の雨など特別珍しくもないのだけれど……
「だからってこんな日にまで降ることないじゃない……」
私は雨女だった。
そう打ち明けたとき、たいていの人は「そういう奴いるよねー迷信だよ」なんて反応をするけれど、小・中・高の遠足と修学旅行、初めてのデート、エトセトラ。すべて雨だったというエピソードを話すとドン引きされてしまう。
そんな私のあだ名は一貫して『カエル』だった。
「カエルちゃん、そんなに泣いても仕方ないじゃん」
今、わんわん大声で泣いている私の隣には、黒いタキシードに身を包んだ婚約者が笑顔で背中を擦ってくれている。ヘアメイクもされた彼はいつもより少しだけイケメンに見えるから思わず「どちらさま?」なんてとぼけてみたり。
今日は私と彼の結婚式だった。
それなのに雨が降るなんて……今までたくさん呪ってきたけれど、この日ほど雨女であることを呪った日はなかった。
彼とのデートはいつも雨、前撮りの日もお互いの両親に挨拶に行った時も、親族同士の懇親会の時もずっと、ずーっと雨だった。それなのに何の予定もない日ほど晴れやがる。狐さんちょっと嫁入りしすぎじゃない? と自棄酒した日も何度もあった。これだけ続くとこの世の『雨』の天気は私がコントロールしているのではないかと錯覚してくる。
いや、『自覚』――というべきか。そんなだから、いまだに彼にも『カエルちゃん』なんて呼ばれる始末だ。
ようやく泣くことをやめた私は、メイクを手直ししてもらっている。放心状態で一点だけを見つめる私にメイク担当さんが「きっと素敵な一日になりますよ」なんて励ましの言葉をかけてくれた。
雨が降ることを危惧していた私たちは、本当はオープンテラスの会場が良かったのだけれどやむなく室内会場を選択した。
室内会場に不満があるわけではないが、ガーデンチャペルなんて憧れるではないか。しかし、実際に雨が降ると室内会場で良かった……などと安堵の溜息もでる。
私の準備も整い、いよいよ式の時間を待つばかりとなった。控え室で彼と二人でいるが緊張のためか沈黙。私は緊張だけではなくて、『雨』であることも気分が晴れない理由ではある。彼も同じ気持ちなのかと考えていたが、どうやらそうではなかったようだ。
彼は少しずつ、心のうちを教えてくれた。
「俺、今日が雨で本当によかった」
「どういうこと? 私はこんな日くらい晴れてほしかったっていうのに」
彼の無神経な言葉に私の機嫌は悪くなる。雨でよかったなど、どの口が言っているのだろうか。
「だってさ、『雨』ってカエルちゃんにとって『特別な日』って意味だろ? 俺は結婚式、正直不安だったんだ。マリッジブルーっていうの? 男の俺がそれに浸るのもおかしな話なんだけどさ」
特別な……日?
「だけど、今日は雨が降った。それは君にとっても特別だと感じてくれている証拠だと思って」
照れくさそうに言う彼の仕草がたまらなく可愛く映る。まさか彼がマリッジブルーなんて感じていたことに驚いた。鈍感な私はそんなものを感じる暇もなく幸せに包まれていたから、彼のほうがよっぽど乙女なのだなと思う。
「特別だよ……特別に決まってるじゃん」
式が始まる前に彼の想いを聞けてよかった。だって、彼の言葉で私の霧かかった靄は晴れてしまったから。
天気は雨だけど、心は晴れていて。この日から私の『雨』に対する考え方が180度変わってしまった。私という女は単純な女だ。
でも、こんな彼だから、ずっと傍で笑えることを神様が認めてくれたのかもしれない。
「ほら、時間だ。置いていくよ!」
「いや、ドレスで走るなって……」
これからもずっとずっと『雨』が続きますように――。
『マストドン 創作者・創作ファンの楽しみ方』の件について
こんにちは、大友青です。
今回は世界を賑わせている『マストドン』について個人的見解を綴ろうかとおもいます。
そもそも『マストドン』ってなんじゃらほい? って人がまだまだ多いでしょう。
でもなんだか気になるワードなので、ググってみた方いるかな?
簡単に言えば、新しいSNSです。
『また新しいSNSかよ』
そう思ったでしょ? えぇ、エスパー青です。
何で話題になっているかって、完全にTwitterに喧嘩を売っているSNSだからであり、またその機能がTwitterを凌駕しているからです。
インターフェースや、操作仕様というのはTwitterとほぼ同等なのでTwitterユーザーなら直感で操作可能です。
え?
わからん
って人は柔軟性が足りていないのでストレッチしてくださいね笑
簡単に御説明すると
ツイート → トゥート
リツイート → ブースト
文言が違うだけです。
ファボや、画像貼り付けなども可能。
また投稿文字数が500文字なので掌編の掲載も可能ですね。
こんな機能はもう定番化しているので、それだけで『新しさ』や『話題』ってのは生まれません。
マストドンがなぜ面白いかって、オープンソースなんです。
つまり、自分でサーバーを立てて独自のマストドンSNSを作ることができます。
また独自マストドンSNS同士で連結して全体投稿を見ることも可能なんです。
タイムラインはこの時点で3つに増えます。
1つは自分と自分がフォローしているホームタイムライン
1つは独自マストドンのローカルタイムライン
1つは全部のマストドンが合わさった連合タイムライン
専門用語で難しいですが、この時点でこれがいかに効率的で生産性の高いシステムかおわかりになられた方もいらっしゃるでしょう。
では、ここからが掲題の創作者の利用方法です。
今現在独自サーバーは1000ほど存在します。
※個人が立てた過疎サーバー含め
まずはどのサーバーにユーザー登録するか? が重要なポイントです。
現在、創作関係で大勢力なのがpixiv公式のパウーというサーバー。
大友青もこのサーバーに登録してみました。
ホームタイムラインはTwitterと同じ機能です。
連合タイムラインは、まぁ見なくてもいいでしょう。
ここで見るべきはローカルタイムラインです。
ここはpixivで作品を登録している人の独壇場です。
現時点ではイラストレーターがガンガンイラストを掲載しています。
それがタイムラインで鬼速で流れます。
サブリミナル効果くらい鬼速です。
最も効果的なのはイラストレーターでしょう。
ファーストインプレッションでファンを増やすことが可能であり、Twitterのようにリツイートしてもらわなければ、ファン外に届かなかったイラストが不特定多数に見てもらうことができます。
創作ファンはローカルタイムラインに張り付いているだけで好みのイラストが流れてきたらアタックするだけでいいのです。
創作者、ファンともにかなり効率的なことであることがよくわかるとおもいます。
魅力的ですよね。
私は昨日の夜に初めて利用したところなので、調べきれていませんが、音楽系もたくさんあるみたいです。
小説系の大手はまだないかな?
でもカクヨムや小説家になろうの勢いならば参入する可能性はかなり高いとおもいます。
そうなると投稿サイトの勢いでこの2つに勝てるサイトがなくなってしまいますね。
エブリスタは二年後くらいに遅れてやってきて細々と運営しそうです笑
ちいさなサイトが参入しても効果は薄いです。
すでにある程度の利用者数が存在すること。
今頭に浮かんで有益になるのは上記の2サイトですかね。
なんにせよマストドンはまだ始まったばかり。
Twitterの知名度を上回るのは何年後か。メディアが本気だすか。
創作者にとっては、今後が楽しみなSNSです。
『作者と読者の温度差』の件について
こんにちは、大友青です。
今回は『作者と読者の温度差』について、ということですが、いったいなんじゃらほい?
サービスを提供する側(作者)の気持ちと、サービスを受ける側(読者)の気持ちの差。と、書けば少しわかりやすくなるでしょうか?
今回はケータイ小説界隈を基準にお話します。
ご存知の方もいるかとは思いますが、私は元々Web読み専(書く事をせずに読むだけの人)でした。
コミカライズした作品の原作がケータイ小説だった、というのがきっかけです。
恥ずかしながら、紙の小説というものはこれまで無縁の生活をおくってきました。
そんなおっさんの実体験でもありますが、
ケータイ小説読者が、なぜケータイ小説を読むか……考えてみたことはありますか?
汎用的な答えは『手軽さ・暇つぶし』です。
現代において生活の一部となってしまった携帯電話・スマートフォンというものは、財布や家の鍵と同等に持ち歩くことが当たり前の存在になっています。
通勤、通学中、トイレの中まで。
暇つぶしの道具として活用されていますね。
特にスマートフォンが当たり前になって以来、爆発的に利用者が増えたもの……
1つは、ソーシャルゲームです。
そしてもう1つは、ケータイ小説です。
と、言う情勢からわかるように、現代人というのは一時的な娯楽を求める傾向にあるようです。
このブログを読まれている方でも、思い当たる節があるのではないでしょうか?
僕なんてソシャゲ廃人ですからね。(学生時代はPCオンラインゲーム廃人)
加えて、紙の本をたくさん読む人……というのはケータイ小説を嫌う傾向が強くあります。
理由は偏見が殆どですので割愛します。(これも心当たりのある人多いのでは?)
なのになぜ、ケータイ小説が人気なのか?
それは『普段、紙の本を読まない人がケータイ小説を好む』からなんです。
これも理由は様々なのです。
本を持つのは重たいとか、眠たくなるとか。
そういう物語や本の本質とは関係ない部分で紙の本を読まない人が、ケータイ小説を読むのです。
なぜか?
それは漫画やWebニュース、2chまとめなんかと同じノリです。
横書きというのも一つの決め手でしょう。
長々と書きましたが、ケータイ小説を読む人の殆どが『普段文字とは無縁の人』であることは間違いありません。(もちろん例外もいるでしょうし、書く人は除外)
基本的に視覚で楽しみますから、何も考えずともすっと頭に入ってくる文章や内容というのが人気を呼びやすい傾向にあります。
一方、作者はどうでしょうか。
入口はどうであれ、半年、1年、それ以上……執筆をしていると筆力がついてきます。
そしてその筆力の違いを自覚しはじめますよね?
その時、過去の作品や長期連載作品の冒頭など、『なんてこったいクソじゃねーか』って思ったことないですか?
私はめちゃくちゃ思います。
これが温度差の始まりです。
作者なんてみんなエンターティナーですから、読者に楽しんでもらおうと思うものですよね。
だからやっちゃうんですよね
『書き直し』
上手になった文章のほうが、より楽しんでもらえると錯覚するんです。
いいですか、錯覚してるだけなのです。
読者を理由にして、『自分が気持ち悪い』のを解消したいだけなんです。
私もよくしました。
でも読者ってそんなこと微塵も望んでなかったりします。
紙の本を出している作家が、『あ、あの時より今のが筆力あるんで書き直してもう一回だしますww』なんて言いますか?
見たことあります?
作品って書いた瞬間に、書き終えた瞬間に、過去の作品になるんです。
過去の作品に縋るより、未来の作品に時間を使ったほうが生産性が高いといえるでしょう。
私はどうしても自分の中で踏ん切りがつけられなかった作品は別の作品として全編書き直しました。
完全に自分のためにですね。
読者との温度差があるにも関わらず、Webの公募が増えている昨今。
書籍化を目指している作者も多いとおもいます。
目標をかかげて筆力があがればあがるほど、読者との温度差は上がっていきます。
それに耐えられなくなった人は、大人しく文芸・文学界に移行したほうがよいでしょう。
ケータイ小説にはケータイ小説の書き方があります。
書籍化を目指して、少しでも『小説』の勉強をしてしまうと純粋なケータイ小説に戻れなくなります。
※ケータイ小説と小説は全く別物だと考えます。また、ケータイ小説とWeb小説も別物と考えます。
読み書き両方するようになって、ケータイ小説って型破りで何でもありなのが、一番読んでて楽しいと感じます。
先のブログでも書きましたが、ケータイ小説をディスってるわけじゃないです。
むしろ、ケータイ小説は文字の世界を広めるために必要不可欠な存在でしょう。
僕もケータイ小説に生かされてる身です。
今回は顧客ニーズの話題であったため、少しマイナスな内容だったかもしれないことは詫びます。
ケータイ小説にはケータイ小説のプロがいます。
文芸には文芸のプロがいます。
文字を書くことは同じですが、畑がまるで違います。
今あなたが書く事で悩んでいるのなら、思い切って畑を変えてみるのも一つの手段かもしれません。