『ポストカード製作』の件について
こんにちは、大友青です。
今回は創作物について。
昨日twitterで投稿しました通り、ポストカードの製作を行っております。
【ポスカ原画】
— 大友 青@ブログはじめました (@BlueHystyle) 2017年4月21日
ポストカードの原画が出来上がりました♪
イラストを担当いただいたのは、いさく様 @Koma873
初めて一緒にお仕事!素晴らしい仕上がりになりました。原文はHPから閲覧可能です。https://t.co/HrwHDZs89T
└グッズ
└ポストカード pic.twitter.com/bEAhPoOsV1
今回、製作にあたり掌編を書き下ろしました。
題材に『猫』を チョイスしたのですが、後輩ちゃんに「なんかテーマ、はよ」って言ったら『猫』が出てきたので、そこから練り練り。
正直、猫と言われても犬派の僕からすると凄く難しくて、数時間ほど猫について調べました。
猫の特性とか本能とかっていうのを鑑みたうえで、今回はメッセージ性のある作品にしようと。
原文を読んでいただいた方が読み取っていただけたかはわかりませんが、自身の交友関係に置き換えていただいたりとかするとまた違った見え方で楽しんでいただけるとおもいます。
そんな感じで1000文字以内で収めようと書き始めて、結果800文字くらいかな?
下読みを題材をあげてもらった後輩ちゃんと作家仲間の櫻日ゆらさんのお二方にお願いし、ブラッシュアップ。
見てもらっている間に「ポストカードつくるならイラスト重要っしょ」という事で、自身がサービスを展開しているサイト、ココナラでイラストレーターさんを探していました。
すると、いらっしゃるじゃないですか。
今回の作品にどんぴしゃりな方が!
さっそく、メッセージを送って「掌編を埋め込んだポストカード製作」である趣旨を伝えると二つ返事でOKをいただきました。
そんなやり取りをしている裏では、下読みを終えたお二方から感想などをもらいつつ、掌編の手直しポチポチ。
そんなやり取りをしつつ、ココナラでサービスを購入し、イラストレーターさんと打ち合わせというすごく効率のいい状況でした。グッドタイミング笑
そしたら15分ほどでラフをもらってどえらいビックリ。
すごく仕事が早い方で、打ち合わせもコンスタントにできて仕事しやすかったです。
なんでもまだ学生さんで絵の勉強中なのだとか。
実際、創作やビジネスにおいて年齢なんて関係ないのですが、この方は良い方に年齢なんて関係なく楽しくお仕事ができました。
それで1000文字くらいやろ~と思ったのですが、これがまた多すぎたわけですわ。
作ろうと思う方は400文字くらいで頑張ってみてください。
こちらからの要望、私がこういう性格なので結構無理を言ったと思うのですが、何度もリテイクにお応えいただいて感謝しかありません。
今回のポストカードすごくいいでしょ?
大大大満足です♪
原文はホームページの方に公開しておりますので、そちらからお楽しみください。
イラストは「いさく」さんという方に担当していただきました。
今回のポストカード、印刷所の入稿をすませましたので、5月中旬から通販での特典配布、各種イベントでの無料配布を行います。
費用は一切いただきません!
どどんと500部刷りましたよ!
今回のイラストや掌編、喜んでくださる方が多くてうれしいです。
「ポストカードを作ってみたい!」って声もお聴きしています。
これからもみなさんに楽しんでもらえる作品づくりをしていけたらと思います。
掌編:六月の雨
六月の雨
今日も風が揺らめいて、木々が泣き叫んでいた。
六月の雨など特別珍しくもないのだけれど……
「だからってこんな日にまで降ることないじゃない……」
私は雨女だった。
そう打ち明けたとき、たいていの人は「そういう奴いるよねー迷信だよ」なんて反応をするけれど、小・中・高の遠足と修学旅行、初めてのデート、エトセトラ。すべて雨だったというエピソードを話すとドン引きされてしまう。
そんな私のあだ名は一貫して『カエル』だった。
「カエルちゃん、そんなに泣いても仕方ないじゃん」
今、わんわん大声で泣いている私の隣には、黒いタキシードに身を包んだ婚約者が笑顔で背中を擦ってくれている。ヘアメイクもされた彼はいつもより少しだけイケメンに見えるから思わず「どちらさま?」なんてとぼけてみたり。
今日は私と彼の結婚式だった。
それなのに雨が降るなんて……今までたくさん呪ってきたけれど、この日ほど雨女であることを呪った日はなかった。
彼とのデートはいつも雨、前撮りの日もお互いの両親に挨拶に行った時も、親族同士の懇親会の時もずっと、ずーっと雨だった。それなのに何の予定もない日ほど晴れやがる。狐さんちょっと嫁入りしすぎじゃない? と自棄酒した日も何度もあった。これだけ続くとこの世の『雨』の天気は私がコントロールしているのではないかと錯覚してくる。
いや、『自覚』――というべきか。そんなだから、いまだに彼にも『カエルちゃん』なんて呼ばれる始末だ。
ようやく泣くことをやめた私は、メイクを手直ししてもらっている。放心状態で一点だけを見つめる私にメイク担当さんが「きっと素敵な一日になりますよ」なんて励ましの言葉をかけてくれた。
雨が降ることを危惧していた私たちは、本当はオープンテラスの会場が良かったのだけれどやむなく室内会場を選択した。
室内会場に不満があるわけではないが、ガーデンチャペルなんて憧れるではないか。しかし、実際に雨が降ると室内会場で良かった……などと安堵の溜息もでる。
私の準備も整い、いよいよ式の時間を待つばかりとなった。控え室で彼と二人でいるが緊張のためか沈黙。私は緊張だけではなくて、『雨』であることも気分が晴れない理由ではある。彼も同じ気持ちなのかと考えていたが、どうやらそうではなかったようだ。
彼は少しずつ、心のうちを教えてくれた。
「俺、今日が雨で本当によかった」
「どういうこと? 私はこんな日くらい晴れてほしかったっていうのに」
彼の無神経な言葉に私の機嫌は悪くなる。雨でよかったなど、どの口が言っているのだろうか。
「だってさ、『雨』ってカエルちゃんにとって『特別な日』って意味だろ? 俺は結婚式、正直不安だったんだ。マリッジブルーっていうの? 男の俺がそれに浸るのもおかしな話なんだけどさ」
特別な……日?
「だけど、今日は雨が降った。それは君にとっても特別だと感じてくれている証拠だと思って」
照れくさそうに言う彼の仕草がたまらなく可愛く映る。まさか彼がマリッジブルーなんて感じていたことに驚いた。鈍感な私はそんなものを感じる暇もなく幸せに包まれていたから、彼のほうがよっぽど乙女なのだなと思う。
「特別だよ……特別に決まってるじゃん」
式が始まる前に彼の想いを聞けてよかった。だって、彼の言葉で私の霧かかった靄は晴れてしまったから。
天気は雨だけど、心は晴れていて。この日から私の『雨』に対する考え方が180度変わってしまった。私という女は単純な女だ。
でも、こんな彼だから、ずっと傍で笑えることを神様が認めてくれたのかもしれない。
「ほら、時間だ。置いていくよ!」
「いや、ドレスで走るなって……」
これからもずっとずっと『雨』が続きますように――。
『マストドン 創作者・創作ファンの楽しみ方』の件について
こんにちは、大友青です。
今回は世界を賑わせている『マストドン』について個人的見解を綴ろうかとおもいます。
そもそも『マストドン』ってなんじゃらほい? って人がまだまだ多いでしょう。
でもなんだか気になるワードなので、ググってみた方いるかな?
簡単に言えば、新しいSNSです。
『また新しいSNSかよ』
そう思ったでしょ? えぇ、エスパー青です。
何で話題になっているかって、完全にTwitterに喧嘩を売っているSNSだからであり、またその機能がTwitterを凌駕しているからです。
インターフェースや、操作仕様というのはTwitterとほぼ同等なのでTwitterユーザーなら直感で操作可能です。
え?
わからん
って人は柔軟性が足りていないのでストレッチしてくださいね笑
簡単に御説明すると
ツイート → トゥート
リツイート → ブースト
文言が違うだけです。
ファボや、画像貼り付けなども可能。
また投稿文字数が500文字なので掌編の掲載も可能ですね。
こんな機能はもう定番化しているので、それだけで『新しさ』や『話題』ってのは生まれません。
マストドンがなぜ面白いかって、オープンソースなんです。
つまり、自分でサーバーを立てて独自のマストドンSNSを作ることができます。
また独自マストドンSNS同士で連結して全体投稿を見ることも可能なんです。
タイムラインはこの時点で3つに増えます。
1つは自分と自分がフォローしているホームタイムライン
1つは独自マストドンのローカルタイムライン
1つは全部のマストドンが合わさった連合タイムライン
専門用語で難しいですが、この時点でこれがいかに効率的で生産性の高いシステムかおわかりになられた方もいらっしゃるでしょう。
では、ここからが掲題の創作者の利用方法です。
今現在独自サーバーは1000ほど存在します。
※個人が立てた過疎サーバー含め
まずはどのサーバーにユーザー登録するか? が重要なポイントです。
現在、創作関係で大勢力なのがpixiv公式のパウーというサーバー。
大友青もこのサーバーに登録してみました。
ホームタイムラインはTwitterと同じ機能です。
連合タイムラインは、まぁ見なくてもいいでしょう。
ここで見るべきはローカルタイムラインです。
ここはpixivで作品を登録している人の独壇場です。
現時点ではイラストレーターがガンガンイラストを掲載しています。
それがタイムラインで鬼速で流れます。
サブリミナル効果くらい鬼速です。
最も効果的なのはイラストレーターでしょう。
ファーストインプレッションでファンを増やすことが可能であり、Twitterのようにリツイートしてもらわなければ、ファン外に届かなかったイラストが不特定多数に見てもらうことができます。
創作ファンはローカルタイムラインに張り付いているだけで好みのイラストが流れてきたらアタックするだけでいいのです。
創作者、ファンともにかなり効率的なことであることがよくわかるとおもいます。
魅力的ですよね。
私は昨日の夜に初めて利用したところなので、調べきれていませんが、音楽系もたくさんあるみたいです。
小説系の大手はまだないかな?
でもカクヨムや小説家になろうの勢いならば参入する可能性はかなり高いとおもいます。
そうなると投稿サイトの勢いでこの2つに勝てるサイトがなくなってしまいますね。
エブリスタは二年後くらいに遅れてやってきて細々と運営しそうです笑
ちいさなサイトが参入しても効果は薄いです。
すでにある程度の利用者数が存在すること。
今頭に浮かんで有益になるのは上記の2サイトですかね。
なんにせよマストドンはまだ始まったばかり。
Twitterの知名度を上回るのは何年後か。メディアが本気だすか。
創作者にとっては、今後が楽しみなSNSです。
『作者と読者の温度差』の件について
こんにちは、大友青です。
今回は『作者と読者の温度差』について、ということですが、いったいなんじゃらほい?
サービスを提供する側(作者)の気持ちと、サービスを受ける側(読者)の気持ちの差。と、書けば少しわかりやすくなるでしょうか?
今回はケータイ小説界隈を基準にお話します。
ご存知の方もいるかとは思いますが、私は元々Web読み専(書く事をせずに読むだけの人)でした。
コミカライズした作品の原作がケータイ小説だった、というのがきっかけです。
恥ずかしながら、紙の小説というものはこれまで無縁の生活をおくってきました。
そんなおっさんの実体験でもありますが、
ケータイ小説読者が、なぜケータイ小説を読むか……考えてみたことはありますか?
汎用的な答えは『手軽さ・暇つぶし』です。
現代において生活の一部となってしまった携帯電話・スマートフォンというものは、財布や家の鍵と同等に持ち歩くことが当たり前の存在になっています。
通勤、通学中、トイレの中まで。
暇つぶしの道具として活用されていますね。
特にスマートフォンが当たり前になって以来、爆発的に利用者が増えたもの……
1つは、ソーシャルゲームです。
そしてもう1つは、ケータイ小説です。
と、言う情勢からわかるように、現代人というのは一時的な娯楽を求める傾向にあるようです。
このブログを読まれている方でも、思い当たる節があるのではないでしょうか?
僕なんてソシャゲ廃人ですからね。(学生時代はPCオンラインゲーム廃人)
加えて、紙の本をたくさん読む人……というのはケータイ小説を嫌う傾向が強くあります。
理由は偏見が殆どですので割愛します。(これも心当たりのある人多いのでは?)
なのになぜ、ケータイ小説が人気なのか?
それは『普段、紙の本を読まない人がケータイ小説を好む』からなんです。
これも理由は様々なのです。
本を持つのは重たいとか、眠たくなるとか。
そういう物語や本の本質とは関係ない部分で紙の本を読まない人が、ケータイ小説を読むのです。
なぜか?
それは漫画やWebニュース、2chまとめなんかと同じノリです。
横書きというのも一つの決め手でしょう。
長々と書きましたが、ケータイ小説を読む人の殆どが『普段文字とは無縁の人』であることは間違いありません。(もちろん例外もいるでしょうし、書く人は除外)
基本的に視覚で楽しみますから、何も考えずともすっと頭に入ってくる文章や内容というのが人気を呼びやすい傾向にあります。
一方、作者はどうでしょうか。
入口はどうであれ、半年、1年、それ以上……執筆をしていると筆力がついてきます。
そしてその筆力の違いを自覚しはじめますよね?
その時、過去の作品や長期連載作品の冒頭など、『なんてこったいクソじゃねーか』って思ったことないですか?
私はめちゃくちゃ思います。
これが温度差の始まりです。
作者なんてみんなエンターティナーですから、読者に楽しんでもらおうと思うものですよね。
だからやっちゃうんですよね
『書き直し』
上手になった文章のほうが、より楽しんでもらえると錯覚するんです。
いいですか、錯覚してるだけなのです。
読者を理由にして、『自分が気持ち悪い』のを解消したいだけなんです。
私もよくしました。
でも読者ってそんなこと微塵も望んでなかったりします。
紙の本を出している作家が、『あ、あの時より今のが筆力あるんで書き直してもう一回だしますww』なんて言いますか?
見たことあります?
作品って書いた瞬間に、書き終えた瞬間に、過去の作品になるんです。
過去の作品に縋るより、未来の作品に時間を使ったほうが生産性が高いといえるでしょう。
私はどうしても自分の中で踏ん切りがつけられなかった作品は別の作品として全編書き直しました。
完全に自分のためにですね。
読者との温度差があるにも関わらず、Webの公募が増えている昨今。
書籍化を目指している作者も多いとおもいます。
目標をかかげて筆力があがればあがるほど、読者との温度差は上がっていきます。
それに耐えられなくなった人は、大人しく文芸・文学界に移行したほうがよいでしょう。
ケータイ小説にはケータイ小説の書き方があります。
書籍化を目指して、少しでも『小説』の勉強をしてしまうと純粋なケータイ小説に戻れなくなります。
※ケータイ小説と小説は全く別物だと考えます。また、ケータイ小説とWeb小説も別物と考えます。
読み書き両方するようになって、ケータイ小説って型破りで何でもありなのが、一番読んでて楽しいと感じます。
先のブログでも書きましたが、ケータイ小説をディスってるわけじゃないです。
むしろ、ケータイ小説は文字の世界を広めるために必要不可欠な存在でしょう。
僕もケータイ小説に生かされてる身です。
今回は顧客ニーズの話題であったため、少しマイナスな内容だったかもしれないことは詫びます。
ケータイ小説にはケータイ小説のプロがいます。
文芸には文芸のプロがいます。
文字を書くことは同じですが、畑がまるで違います。
今あなたが書く事で悩んでいるのなら、思い切って畑を変えてみるのも一つの手段かもしれません。
『執筆のPDCAサイクル』の件について
こんにちは、大友青です。
早くも2回目です。
実は書きたいネタが山ほどあります笑
今回は『執筆のPDCAサイクル』についてお話しようとおもいます。
まず、PDCAサイクルってなんじゃらホイ? って方はwikiから参照してください。
Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/PDCAサイクル
ビジネス用語です。
これは僕なりの最強の修行方法なのですが、今回お披露目します。
基本的にはやり取りする作家さんにしか話してきませんでした。
PDCAとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の略称です。
要はこれをサイクルとして回しなさいということ。
ビジネスのノウハウというものは、何においても通ずるものがあります。
執筆において心がけるポイントをかきます。
まずはPlanこれはプロットを作ることではありません。
一つの作品を作る上で、目標を一つ決めます。
『この作品が出来上がった時、私はこうなっている。こんなことが出来るようになっている』
つまり、それを習得したイメージをするのです。
そしてDOはそのイメージを意識した上で書きます。
Checkで書いた内容を俯瞰でみます。
どういうところがダメだったのか、どういうところが良かったのか。
そして書き終えたあとPlan通りになったのか。
ノートに書きなぐってください。
場合によっては本編より長くなります笑
そしてAct。
書きなぐった情報を整理して自己に反映します。
ここで重要なのは『書き直しをしない』こと。
書き直してる暇があれば、次の作品書いてください。
また次の作品でPlanから始めます。
これをひたすら繰り返すのです。
掌編でも長編でも必ずやります。
『書き続けるしかない』という言葉をよく耳にしますが、これ、文字通りダラダラ書いてても意味ないですからね?笑
書き続けるというのは、学び続けなさいということ。だと個人的に解釈しています。
僕はこの方式を2015年から取り入れはじめました。
天獄ガール(ケータイ小説版)という作品以降からです。
500文字足らずの掌編を書く時でも、これを実践しています。
それだけ上達してきたか? と、問われれば雲泥の差でしょう。
自分でも肌で感じます。と、言うことは追いかけてくれているファンの方はもっと違いに気がついてくれているのではないかな? と、おもいます。
お時間ある方は、試しに
『天獄ガール(ケータイ小説版)』
と
『天獄ガール―Neo heaven the world―』
を比べてみてください。
同じ物語なのに、全く違うものとして楽しんでいただけるとおもいます。
ビジネスのノウハウは他にもたくさん取り入れることができます。
これをヒントにあなたにあった修行方法を模索してみてくださいね。
大友青
『重要なお知らせ』の件について
初めましての方も、いつもありがとうのあなたも、
こんにちは、大友青です。
この度、ブログを始めることにしました。
と、言っても創作活動について色々と思うところなどを書くエッセイのようなものになればいいかなと思っています。
なので、日記とはまた違った使い方をします。
不定期です。
初回は何を書こう? って公式で告知したとおり、【重要なお知らせ】についてでしょうか。
僕はE★エブリスタ(以下エブ)というサイトで物書きを始めました。
言わば、出身地のようなものです。
エブで活動をはじめて5年。
最初は「書いてみたい」でずっとやってきたわけですが、賞を頂いたり、他の作家さんと交流したり、自分で本を作ってみたり。
年々、『自分が求める自分の在り方』というものに変化があるんです。
Web小説と総称はしていますが、Web小説にも『ケータイ小説』と『文芸』『文学』があります。
『Web小説』というのはインターネットを経由して閲覧が可能な小説ということです。
『Web小説 ノットイコール ケータイ小説』です。
こんな時代ですから、認知度をあげることを考えたときにWeb小説を離れるということは愚行です。
しかし、僕が書きたい物。書いている物と投稿サイトに温度差がありすぎるのが現状なのです。
少しずつズレはじめたものがだんだんと大きくなって、僕がエブをはじめとする投稿サイトに未練がなくなってしまった……というか、『横書きに耐えられなくなった』というのが直接的な今回の行動原因になります。
先述した通り、こんな時代にWeb小説を離れるということは愚行です。
今の自分の在り方と行動理念から検討した結果、細々と投稿してきたノベラボへ文芸、文学作品の完全移行を決意しました。
※ノベラボは縦読みができる投稿サイトです。
また、ケータイ小説は横読みが美学だと思っているので、そこを意識した作品は各投稿サイトに残したままにしてあります。
ケータイ小説が嫌いになったとか、横書きが嫌いになったとか、バカにしてるとか、そういう考えは全くないです。
要は住み分けをしたかったのです。
例えば、アイディアが浮かんで、設定やターゲットを決めて、プロットを作って、この段階で作品のあるべき姿が完成するわけじゃないですか?
じゃあ、この作品は『ケータイ小説』なの? 『文芸』なの? 『文学』なの? って考えるんです。
その結果、どこのサイトが一番適しているか……で投稿サイトを選べばいい。
文芸や文学作品を作ったつもりなのに、それが横読み表記になるのが許せなくなった。というのが真実です。
逆にケータイ小説を作ったつもりなのに、縦読み表記になるのも許せません。
なので、『その時々で投稿サイトを選択するようにします』があのお知らせの意図です。
とりあえずエブに出しとくか、カクヨムに出しとくか、Taskeyに出しとくか、っていう考え方はもうしません。
エブにいる僕の作品のファン方はホームページをブックマークしてくれると嬉しいなぁって思います。もしくはTwitterとか。
エブにこだわらなくなったということは、情報の発信源はエブではなくなるわけです。
だから、ホームページだとかTwitterだとか、僕個人の発信の場を登録しておいてくださると嬉しいです。
初回はこの辺で。
大友青